カノープス どこで観察? 南の低空に出現 松本市教文センター 報告募る

あなたの家から見えるかも? 松本市教育文化センター(里山辺)が、冬場に短時間だけ夜空に上る星・カノープスの「意外な観察ポイント」を探そうと呼び掛けている。市街地でも見える場所があると観測を勧め、報告を募っている。
カノープスは全天で2番目に明るいが、南の方角の低い位置までしか上らず、短時間で沈む。観測しづらいことと、縁起の良い赤色に見えることから、見ると長生きする「長寿星」とも言われる。
松本平でも美ケ原や高ボッチなど標高の高い場所に行けば見つけやすいが「家族で手軽に観察できる場所を探そう」と企画した。「カノープスチャレンジin松本平」と名付け、専用フォームで見えた場所の報告を集めている。松本市内だと大型商業施設の屋上駐車場や、女鳥羽川の橋の上でも見えたとの報告が寄せられているといい、教育文化センター科学博物館の一ノ瀬浩子館長は「多分、家から見える人もいる」と予想する。集まった情報は1月の催しで報告する。