連載・特集

2024.1.28 みすず野

 日本記念日協会(事務局・佐久市)によると、1と28で「いつわ」の語呂合わせから、きょうは「逸話の日」。まだ世の中にあまり知られていない興味深い話(逸話)を語り合う日で、人物や物事のエピソードから、本質を探ることの大切さを知るのが目的という◆既存や新しく制定された記念日の認定と登録を行っている日本記念日協会。同協会の公式ウェブサイトの記述だと、記念日に対する理解と関心を高めるために平成3(1991)年4月1日に発足した。記念日について総合的に扱う機関・団体がなく、情報が誤って伝えられたり、せっかく記念日を設けても広く浸透しなかったりするケースが少なくなかったからとしている◆同協会が発足した経緯も立派な逸話ではないだろうか。「記念日情報の総合窓口」の同協会ができたおかげで記念日の正確な日付、由来、活動内容が分かるようになった◆逸話の日の目的「本質を探ることの大切さを知る」のも、情報が氾濫する現代社会で注目すべき点だろう。それぞれの記念日に、立ち止まって思いを致すのもいい。昨年10月末現在で2600件を超える記念日が認定登録されている。