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児童養護施設におせち 松本・木曽 郵便局長会、なでしこの会

松本児童園の一柳園長(左)におせちを贈る局長会の丸山会長(右)ら

 中信地区郵便局長会と、会員の夫人でつくる「なでしこの会」は30日、松本市島内の児童養護施設・松本児童園(一柳明美園長)におせちを贈った。園で年を越す子供たちに正月の雰囲気を味わってもらおうと、三段重8セットを用意した。

 局長会の丸山徹雄会長と、なでしこの会の丸山美由紀会長、松本あいらんど郵便局(島内)の木内仁志局長が児童園を訪れ、一柳園長に手渡した。おせちはだて巻き、車エビ、数の子、昆布巻きなど、1セットに41品目が詰められていて、デパートでも販売される本格的なものだという。
 児童園は親による養育が困難となった子供が利用している。34人が入所していて、半数ほどは園で新年を迎える。一柳園長は「園にはおせち料理を知らない子供もいる。お正月の風習を知るいい機会になる」と感謝した。
 局長会の丸山会長は「家に帰れない子供にも日本のお正月を味わってほしい」と心を込めていた。

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 上松町荻原の児童養護施設・木曽ねざめ学園(宮木昭彦園長)には、局長会理事の池口亮吉・大桑郵便局長、「なでしこの会」の中田優子・木曽部会長らが8セット約30人分を届けた。宮木園長は「昔ながらの習わしに触れる機会にもなる」と応じた。