政治・経済

「横断注意」路面に表示 通学路の塩尻市道野村通線

通学路の安全対策で、赤色の舗装と「横断注意」の路面標示をした横断歩道

 塩尻市は、市道野村通線の信号のない丁字路交差点(広丘野村)にある横断歩道付近に、カラー塗装と「横断注意」の路面標示を施した。通学路の安全対策の一環。この横断歩道は広丘小学校から通学路の危険箇所として改善の要望が出ており、9月に市や小学校、警察などの関係機関が合同で点検していた。

 野村通線はJR広丘駅から東に延びる片側一車線。両車線の横断歩道の手前に、ドライバーへの注意を促す赤色の塗装をした。劣化で白線が薄くなっていた横断歩道は塩尻警察署が塗り直した。
 道路は直線で見通しがいいが、横断歩道を渡ろうとしている歩行者に気付かずに、通過する車も多かったという。市建設課の担当者は「ドライバーが横断歩道を意識しやすくなった。児童・生徒がより安全に横断ができる」と話す。
 市はこのほかに、広丘高出の市道南熊井郷原線の一部に、路側帯を緑色に着色した「グリーンベルト」(長さ78.8メートル)を設置するなど、15カ所で通学路の安全対策を行っている。