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三郷公民館を来年度改修 安曇野市 長寿命化へ 6月から10カ月間休館

令和6年度に長寿命化工事が計画されている三郷公民館

 安曇野市は令和6年度に三郷公民館(三郷明盛)の長寿命化工事に着手する計画をたてている。トイレの改修や屋根の防水工事などを実施する予定で、工事費は4億円余りを見込んでいる。工事に伴い令和6年6月から7年3月にかけて施設を利用できなくなる。

 三郷公民館は昭和56(1981)年の完成で、平成27(2015)年に耐震化工事を実施した。今回は基本的なレイアウトを変更せず、より使いやすい施設に改修する工事で、トイレの段差を解消して、個室数を減らす代わりに一つ当たりの面積を現在より広げる。公民館施設の床の張り替えやサッシの交換なども盛り込む予定だ。
 令和6年7月に着工し、令和7年3月に完成する見通し。工事中は公民館ロビーを境に仮囲いを設け、公民館事務局の窓口は維持する。同じ建物内にある市三郷支所も利用できる。公民館の講堂については、工期中でも工事が行われない時期は利用できるように調整している。
 市は工事中の代替施設として、隣接する三郷生涯学習センターゆりのきの学習室や近くの三郷文化公園体育館の会議室、小倉多目的集会施設(三郷小倉)の多目的ホールなどの利用を呼び掛けている。市生涯学習課は「新型コロナウイルス禍が沈静に向かい公民館活動が活発化している中、10カ月間にわたってご迷惑をおかけするがご理解をいただきたい」と呼び掛けている。