政治・経済

筑北中3年生、村への提言磨く

麻績村長への提案に向け村議会議員にたたき台となる提案を行う筑北中の生徒たち

 麻績村の筑北中学校3年生24人が、村の課題解決や発展につながる建設的なアイデアを村に提案しようと、村議会の協力で提言づくりに取り組んでいる。中学生と村議会の双方が連携して提言をまとめるのは初めてで、生徒たちは議員8人の助言を受けて提言内容に磨きをかけ、来年2月上旬の参観日に塚原勝幸村長ら村関係者を同校に招いてプレゼンテーションする。

 身近な地域を主体的に学ぶ同校の取り組み「ふるさとプロジェクト」の一環。生徒たちは今夏からそれぞれ地域課題を探って現状や問題点を調べており、「もしこの提案を村議会で議員が行うならどのように伝えるだろうか」と考え、村議会に協力を求めた。
 議員を交えてこのほど校内で開かれた模擬提案では、複数の班に分かれて提案のたたき台を発表し、議員に助言を求めた。聖高原の三峯山の展望台改修や夏のゲレンデ活用を提案した待井咲那さん(14)は「幼い頃から山頂からの眺望が好きで考えた。改修など費用の面をもう少し詰めたい」と話していた。
 生徒たちは来年1月17日にも再び議員に模擬提案を行い、2月の本提案に臨む。峯村賢治議長は「村の課題への若い目線や視点が新鮮。よい提案となるよう助けとなりたい」と話していた。