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日本舞踊 子供たちが優雅に披露 松本・池上百竹亭

元禄花見踊りを披露する子供たち

 松本市丸の内の池上百竹亭で10月から開催してきた子供向け日本舞踊講座(全6回)の最終回が24日、同所で行われた。年長児から中学2年生までの女子5人が、練習を重ねた日本舞踊の代表的な演目「元禄花見踊り」を家族などに披露した。

 着物姿の子供たちは座敷を舞台に見立てて踊った。手招きしたり花魁の歩き方をまねたりして愉快に花見を楽しむ人たちを表現した踊りを、桜の枝を持って優雅に披露した。
 子供たちは着付けや礼儀作法も学んだ。信大付属中学2年の大矢有紗さん(14)=島内=は「日本舞踊は敷居が高いイメージがあったが、身近になった。他の伝統文化も知りたい」と話していた。
 講座は、指定管理者の松本地域シルバー人材センターが和文化体験事業の一環で本年度初めて実施した。来年5月に、講師の若柳吉友さんが主宰する日本舞踊グループなどが市内で開く発表会にも受講者が出演する。