正月飾り 材料は地元産 四賀・しののめの道バザール

松本市刈谷原町の農産物直売所「しののめの道バザール」は30日まで、正月飾りなどを販売する歳末市を開いている。地元産の松飾りやわら細工などが所狭しと並んでいる。
門松やしめ縄、ごぼうじめやおわんこといったわら細工などを取りそろえる。いずれも地元の山で採れた松や、地元農家の田んぼの稲わらを使い、直売所を運営する会員が手作りした。四賀産のもち米を使った「明神餅」も販売している。
毎年歳末市に訪れるという才田理恵さん(48)=安曇野市豊科=は「どれもきれいにできている。飾り物があると、お正月が来る感じがする」と話していた。
松飾りの松は近年、松枯れの影響で、採取できる場所が標高の高い山林に限られてきている。会員の高齢化もあって、山に入って松を取る作業は年々難しくなってきているというが、今年は入念な下見をした上で、会員が所有する山から切り出してきたという。代表の本木泉一郎さん(81)=反町=は「門松を買って心新たに新年を迎えてほしい」と願っていた。
営業時間は午前9時~午後3時。問い合わせは直売所(電話0263・64・3751)へ。