政治・経済

水道料確認はウェブで 松本市上下水道局がサービス 経費節減へ登録PR

水道使用量の推移などを確認できるウェブサービスの画面

 松本市上下水道局が昨年11月に始めた水道料金や下水道の使用量をインターネットのウェブサイトで確認できるサービスに、この1年で1533件の登録があった。サービス利用者に各種通知書類を郵送する必要がなくなり、紙の削減や郵送料の軽減につながるが、登録者は全体(約11万7700件)の1・3%にとどまっており、同局は登録者を増やすためにPRに力を入れている。
 サービスはスマートフォンやパソコンなどで、水の使用量や請求金額を見ることができる。過去2年分の推移グラフも表示されて使用水量の変化などを確認でき、漏水も発見できる。上下水道の契約をする人なら誰でも無料で登録できる。
 登録者のうち、口座振替を選んでいる人はサービスが納入通知書の代わりとなる。通知書発送の郵送費は年約3500万円かかっているが、登録者に通知書を送る必要がなくなったことで、これまでに約70万円の郵送料削減につながったという。
 上下水道局は、この1年で3%程度の登録を見込んでいた。登録者を増やすため、市の広報紙などにサービスの紹介文を載せている。同局は「紙の削減によるSDGsの推進や、経費節減につながるのでぜひ登録を」と呼び掛けている。市ホームページから登録できる。

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