教育・子育て

児童の力作 入賞100点決まる 桜と緑の絵画コンクール

児童たちが自由な感性で描いた作品が並んだ審査会場

 松本市内の小学生から作品を募る、第39回桜と緑の児童絵画コンクール(松本観光桜まつり実行委員会主催、市民タイムス主管)の審査会が12日、同市島立の市民タイムス本社で開かれた。16校から寄せられた1575点の中から、入賞作品100点を選んだ。

 14校から528点が寄せられた2年生の作品審査では、入賞候補作品が会場いっぱいに並べられた。低学年の児童らしく大胆な構図や色使いの作品も多く、審査員の洋画家・岩垂正美さん(76)=松本市野溝木工2=と林政人さん(77)=同市小屋北2=が悩みながら入賞作を選んでいた。
 学校によってちぎった色紙や新聞紙を花や幹に使う作品もあったが、岩垂さんは「コラージュが悪いとは言わないが、子供が自分で見て感じたままに手で描き、色を塗ることを大事にしてほしい」と話していた。
 1~6年生全体で金賞18点、銀賞30点、銅賞52点が選ばれた。金賞作品のみが27日から6月2日まで、同市大手3の八十二銀行ウインドーギャラリーに展示される。表彰式は6月15日に市立博物館で開かれる。