ガードレールに標語掲示 「気をつけよう 曲がり角の先 児童達」 塩尻の中町子ども会

交通安全のために描いた絵や文字のシートを設置するガードレールの前で掲げる小学生たち

 手描きの絵や文字をガードレールに掲示して交通安全を呼び掛けようと、塩尻市の塩尻東小学校に通う児童の有志が16日、中町公会所で絵を描く作業をした。「中町子ども会」の1~6年生29人で、カラーペンキを使い白色の粘着シートに絵や文字を入れ、安全な地域への願いを込めた。

 シートは1枚が縦40センチ、横1メートルで、児童は車や猫、虹などの絵のほか、「スピードおとそう」という文字も書き込んだ。6年生が「気をつけよう曲がり角の先児童達」の標語も考えて用意した。子ども会長の6年生・唐澤朔久君(12)は「車には、地域に小学生が多いから気を付けてほしい」と話した。
 市道町区火葬場線沿い町区公民館そばのガードレールと、国道153号に接続する「塩尻町」交差点付近のフェンスに設置する。通学路だが交通量が多く、カーブの先に横断歩道がある事故発生の危険箇所でもある。ペンキを乾かし後日、現場に設置する。
 「交通安全ガードレール作戦」と題して、塩尻東小PTA中町支部が企画し、道路施設を管理する市建設課に申し出た。ドライバーには優しい運転を促し、児童にも交通安全を意識付ける狙いがある。