国道403号の一部通行止め 来月10日から災害復旧工事で

安曇野市と筑北村を結ぶ国道403号のうち国道19号木戸交差点~筑北村乱橋の約8キロ区間が、来年1月10日から3月31日まで全面通行止めになる。今年6月と7月の豪雨により安曇野市明科東川手の国道403号で主に2カ所の路肩崩落が発生し、今も片側交互通行が続いている。県安曇野建設事務所が復旧工事に着手する。
回り道として、県道の矢室明科線と会田西条停車場線を利用して松本市四賀地区を経由するルートがある。17日に開通予定の長野道筑北スマートインターチェンジ(スマートIC)の出入り口道路は期間中も使える。
6月の豪雨では路肩が長さ22メートルにわたって崩落。仮復旧まで約3週間の全面通行止めになった。7月には6月の場所から約1キロ西側で路肩が21.5メートルにわたって崩落し、大型土のうを積んで片側交互通行にした。今回の工事で大型ブロック積みをして復旧する。
全面通行止めが長期間にわたることについて、同建設事務所整備課は「安心安全のために着実に工事を行う方がよいと判断した。地域の皆さんにご迷惑をおかけするが、ご理解とご協力をお願いしたい」としている。
国道403号は松本方面と長野方面を結ぶ重要路線に位置付けられており、長野道や国道19号が通行できなくなった場合は広域的な回り道になる。県が令和3年に行った交通量調査によると、安曇野市明科東川手の木戸交差点付近は平日の日中12時間で3000台弱が利用している。