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ずらり鮮やか シクラメン 日義の田澤農園 冬の観賞用 出荷シーズン

出荷期を迎えているシクラメン。差し込む陽光が鮮やかさを際立たせている

 冬の観賞用として人気のシクラメンが出荷シーズンを迎えている。ハウス栽培している木曽町日義の田澤農園では、ほんのりと暖かい温室の中で赤や白、ピンクと色とりどりに咲き誇り、花畑のようだ。

 クリスマスや年末年始の贈答用に好まれ、「冬の鉢花の女王」とも呼ばれる。同農園では年明けすぐに種をまき、植え替えを経て1年がかりで丹精してきた。主に中京や関西方面へ計2万5000鉢を出荷する。
 猛暑だった今年は十分な日照もあって生育も順調。農園の田澤充朗社長(47)は「最近の寒暖差のおかげで色の乗りもよく、品質も上々」と話していた。
 直売は出荷の状況を見ながら25日ころまでを予定(午前8時半~午後4時ころ)。問い合わせは田澤農園(電話0264・26・2628)へ。