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困りごと 気軽に連絡して 松本・四ッ谷東町会がポスター製作

出来上がったポスターを囲む町会役員とヤポンスキーこばやし画伯さん(右から3人目)

 松本市第三地区の四ツ谷東町会(小口裕康町会長)は12日、日常の困りごとの相談先を記したポスターを町会内15カ所に掲示した。高齢化や単身世帯の増加で、困りごとがあってもどこに連絡すればいいかわからない人が増えていることから、お絵かき芸人のヤポンスキーこばやし画伯さんの協力を得て親しみやすいポスターを製作した。町会に加入していない人も含め広くアピールする。

 ポスターはA3サイズで、「助けが必要な時、困った時は連絡しましょ!必ず誰かが助けるで」のタイトルとともに、①班長→地区部長→町会長②民生児童委員③第三地区生活支援員―の三つの連絡先を記した。ヤポンスキーさんならではのかわいらしいイラストと赤色が目を引くデザインで、若い世代向けにQRコードも掲載。災害が起きた時の一時避難所・芝生公園と、指定避難所・松本県ケ丘高校体育館も記した。
 町会内で「資源ごみを出しに行けない」「灯油を入れられない」などの悩みが聞かれるようになったことを受け、4月に住民にアンケートしたところ、サポートを必要としている人が思いのほか多いことが分かった。隣近所に助けを求めにくい人もいることから、誰でも気軽に連絡できる窓口があることをもう一度知らせることにした。
 第三地区社会福祉協議会ボランティア部会の四ツ谷東町会班長の降旗都子さん(57)は「これを機に、困ったことがあったら気軽に連絡できる雰囲気を作りたい。他の町会にも取り組みが広がればうれしい」と話している。