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ソウルフード・山賊焼の食べ比べいかが 松本の本郷鶏肉が自販機設置

本郷鶏肉が設置した山賊焼の食べ比べができる自販機。右奥は平野社長

 松本市市場の食肉・総菜等製造業、本郷鶏肉(平野拓也社長)は、鶏肉料理の山賊焼の食べ比べができる冷凍食品の自動販売機を自社前に設置し、14日に販売を始める。昔ながらの味の復刻版もあり、味の違いを楽しめる。

 若鶏を使った自社商品と、自販機用に作った親鳥の胸肉を使った復刻版、塩尻市の元祖山賊の山賊焼をそろえた。ブロイラーが流通する以前は、採卵用の親鳥が使われていたとみられ、復刻版で「昭和20~30年代の味を再現した」。肉質が締まってやや硬いが、若鶏よりも旨みが強い。
 ローストチキンや、茅野市の信州伝統野菜・糸萱かぼちゃを使った肉団子などもあり、これらは季節などに応じて商品を入れ換える。
 平野社長は「新型コロナウイルス禍で毎月29日の直売を休止し、再開を望む声をいただいており、まずは自販機を設置することにした。ぜひ味わってほしい」と話している。