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ボルダリング子供に人気 安曇野・明科児童館の本格施設 

ボルダリングで遊ぶ放課後児童クラブの子供たち

 安曇野市社会福祉協議会が運営する明科児童館(安曇野市明科中川手)は本年度、遊戯室のクライミングウオールの活用に力を入れている。小学生向けのクライミング教室の回数を増やし、放課後児童クラブではロープを使わないボルダリングの時間を設けた。コースを組み合わせたり、タイムを計ったりと子供たち自身も遊び方を考え、人気のアスレチックとなっている。

 同館のクライミングウオールは天井まで届く本格的な施設で、これまでも月1回、ロープを使って一番上まで登るクライミング教室を開いていた。参加者からの要望を受け、本年度はレベルアップ用の教室(全4回)を夏、秋、春で企画。放課後児童クラブでも週1回、約3メートルの高さまで登るボルダリングの時間を1時間設けている。
 手や足を掛ける「ホールド」には番号やマークが振られ、ボルダリングでは同じマークのホールドをつかんでそれぞれのコースのゴールを目指す。横渡りする「あいうえお」のコースなどもあり、子供たちはクリアしたコースを表で記録。明北小学校1年の清家夕鈴さんは「登るのは緊張感があって楽しい」と目を輝かせていた。
 ボルダリングは特に女子児童に人気だという。児童館職員の平林紀子さんは「バランス能力や体幹を鍛えるのにいいし、上達すれば励みにもなる。子供たちの主体性を生かして自然に続けていければ」と話している。