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「最高のシーズン」へ気勢 やぶはら高原スキー場 今季23日開業 総決起集会 結束固め

スキー場経営者の講演や専門家の分析報告、村関係者の決意表明があった集会の結びに「頑張ろう」と気勢を上げる関係者

 木祖村のやぶはら高原スキー場の今季オープン(23日)を前に「最高の〝やぶはら〟スキー場にするために」と銘打った総決起集会が11日、村内で開かれた。スキー場の運営に関わる村内関係者の決意表明があり「この冬を最高のシーズンに。ともに頑張ろう」と気勢を上げた。

 集会は、スキー場を運営する奥木曽グリーンリゾート(川口勝社長)が「〝顧客ファースト〟のスキー場の方針を村民と共有したい」と初めて企画し、飲食・宿泊業、観光関係者ら約40人が集まった。スキー場などの運営会社「野沢温泉」社長の片桐幹雄さんが「スキー場再生は地域協働の成果」と題して講演し「方向性は必ず見つかる」とエールを送った。
 スキー場の今後について村は検討会を設け、設備投資なのか規模縮小・廃止なのか「令和6年度に方向性を決める」との指針を出している。奥原秀一村長はあいさつで「足場固めとなる大事なシーズンを前に力強い集会を開いてくれた。結束を固め気持ちを高める機会になる」と述べた。
 この日は、同スキー場の今季の安全祈願祭が営まれた。川口社長は「アクセスの良さやローカルな雰囲気といった持ち味を生かしながら顧客拡大に努めたい」とあいさつした。