筑北小3年生資料館見学 産業の歴史学ぶ

筑北村の筑北小学校3年生16人がこのほど、坂井の歴史民俗資料館を見学した。村生涯学習支援ボランティア・資料館充実グループのメンバー4人の案内で収蔵品を見て回り、村の諸産業の歴史を学んだ。
稲作を支えたさまざまな農具を見学したほか、グループ別行動でかつて村内一帯で盛んだった石炭、養蚕、和紙といった産業への学びを深めた。このうち石炭産業は、村内にかつて25カ所の炭鉱があったことや、掘り出した石炭が国の近代化の原動力となった生糸産業の貴重な燃料として岡谷・諏訪方面へ運ばれたことなどが説明され、児童たちは興味深そうにメモしていた。
藤澤駿人君(8)は「昔の道具をいろいろ見て知ることができて勉強になった。石炭を掘る仕事って大変そう」と話していた。