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自然薯を栽培 南木曽町の特産に 恵雄会グループのアサイ 100㌔を初収穫 17日料理販売

自然薯を初収穫するスタッフら

 日用品販売などを手掛ける南木曽町読書のアサイが、町内でジネンジョ(自然薯)を栽培している。昨年のM&A(企業の合併・買収)で同社が傘下に入った恵雄会グループ(岐阜県恵那市)が栽培事業を手掛けており、そのノウハウを生かして取り組み、いずれは町の特産品化を目指したい考えだ。初収穫した約100㌔は17日に料理にして販売する。

 読書の土地を借り、20㍍の畝5本を作って4月に種芋を植えた。地中に板を敷き、その上で育てる方法で、12月に入っての収穫作業では、スタッフが手で土をかき、次々と掘り出した。
 担当者のアサイ専務・小池英仁さん(39)は「今回は試験的な位置付けだったが、いい出来になった。今後徐々に栽培地を広げて特産品化を目指したい」と見据えた。
 ジネンジョはアサイの福祉用具取り扱い事業所(読書)に併設した「キッチンこころ」でととろかけご飯にして17日午前11時から提供する。500円で、限定100食。栽培スタッフを募っており、問い合わせはアサイ(電話0264・57・2525)へ。