塩尻市内各所に冬のイルミネーション

塩尻市内各所に、冬のイルミネーションが飾られている。市民らの平和や地域連帯への願いが込められた電飾が、冬本番に向かう街を温かみのある光で包んでいる。
大門商店街のウイングロード周辺では、市の第三セクター・しおじり街元気カンパニーが、約7万5000個のLED(発光ダイオード)電球を順次取り付けている。11年目となる恒例企画で、今年のテーマは「やさしさと思いやりをこめて」。戦闘が続くパレスチナ、ウクライナ情勢などを踏まえ、青や白を基調に平和への願いを表現した。
担当の蟻川博之さん(64)は「幻想的な冬のひとときを楽しんでほしい」と話す。2月29日まで毎日午後5~10時に点灯する。
中西条の住民グループ・夢くらぶ文殊(中村暢秀会長)は、区内の市道・西条線沿いを装飾している。区の出入り口に当たる場所のほか、各戸が思い思いに家の前を飾り付けている。
春夏秋冬に地域を盛り上げる「街道まつり」の一環で、冬は「メルヘン街道」として行っている。中村会長は「道行く人の心を温め、区民には冬に負けない元気を広めたい」と語る。来年1月5日まで毎日夕方以降に点灯している。