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恐竜なりきり体育祭 南木曽

準備体操をする「恐竜」たち。1.5メートルから2メートル超の「恐竜」がラジオ体操で体を温めた

 「人間なんかでおれんさー!」を合言葉に、恐竜の着ぐるみを着て体を動かす「ティラノサウルス体育祭」が3日、南木曽町社会体育館で開かれた。30人が参加し、恐竜5頭と、サポート役の恐竜使い1人がチームを組んで、恐竜のいる世界観に沿った5種目に挑んだ。

 5チームが得点を競った。準備運動でラジオ体操をした後、恐竜の卵に見立てたボールが入った箱を引っ張るレース、いん石になぞらえた大玉転がし、ティラノサウルスの賢さに着目したクイズなどを楽しんだ。どう猛な姿とは裏腹に前足が短いため、コミカルでかわいらしい動きが会場の笑いを誘った。
 南木曽小学校の教職員でつくる「南小ティラノ部」が優勝した。恐竜役の大西いづみさん(32)は「前がうまく見えず、動きにくかったが楽しかった」と満足げで、恐竜使いを務めた新井如騎さん(31)は「また機会があったら出場したい」と話した。
 町総合型地域スポーツクラブ・NPO法人なぎそチャレンジクラブが主催した。