青空に描いたスマイルマーク 松本商議所青年部10周年でイベント

松本商工会議所青年部は27日、創立10周年を記念して、飛行機雲で県内各地の空にマークを描く「スカイライティング」を行った。県営松本空港の活性化を願って企画した。抜けるような青空が広がる絶好のコンディションとなり、各地で空を見上げる人の姿が見られた。
世界的なエアレース・パイロットの室屋義秀さん(50)の小型機が、スモークで笑顔のマークを描いた。多くの人が集まった松本城公園では、上空に機影が現れると「見えたー」と歓声が上がり、飛行機の旋回に合わせて描かれるマークに見入っていた。県営松本空港の展望デッキでは約40人が、青空に浮かぶ笑顔をカメラに収めていた。室屋さんのファンという藤原靖夫さん(60)=安曇野市豊科=は「世界に知られたパイロットを地元で見られて感激」と喜んでいた。
室屋さんは松本空港に降り立つと、記念撮影をして青年部員と親睦を深めた。新潟上空は雨だったものの、県内に入ると快晴に変わって気持ちのよいフライトになったといい「空を見上げてリフレッシュしてもらえたらうれしい」と笑顔を見せていた。
松本商議所青年部は創立時から空港の活性化に取り組み続けている。關貴之会長は「松本は空で世界とつながっている。今回をきっかけに空港に関心を持ってもらい、利用につながれば」と願っていた。