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自転車マップに市民目線 塩尻で作成作業

地域のお薦めポイントを白地図に書き込む「推しマップ」作りをしたワークショップ

 塩尻、山形、朝日の3市村の観光担当部署や観光協会でつくる「ぐるっと巡ろう!塩尻・山形・朝日サイクルツーリズム推進協議会」が、各市村のサイクリングマップの作成を進めている。塩尻市では26日に市民交流センター・えんぱーくでマップ作りのワークショップを開催。市内在住・在勤の6人が、自転車で巡れる塩尻のお薦めポイントを書き込んだ「推しマップ」を作った。

 サイクリングのフリーペーパーを発行している、編集者・杉谷紗香さん(42)=広島県尾道市=が講師を務めた。26日は前回(18日)のワークショップで考えた六つのキーワードを基に、各自が情報を集めたお薦めポイントを付箋に書いて白地図に貼った。短い紹介文も沿え「呑めない人も楽しいワインマップ」「ロマンと古代を巡る」などをテーマにマップを作った。
 サイクリングが趣味の会社役員・真田秀志さん(63)=塩尻市宗賀=は市内の湧き水を巡り、水をテーマにしたマップを作成した。「市内に住んでいるので、逆に走る機会が少なかった。改めて自転車で巡ると意外な発見がある」と話した。
 同協議会は1月に発足。8月に3市村でシェアサイクル事業をスタートさせた。マップ作りはサイクリングコース策定事業の一環。山形、朝日両村でも今月ワークショップを行い、マップを作成した。
 同協議会は3市村の19人が作成した推しマップの情報をまとめ、来年度以降に市村マップや周遊マップを作成する。

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