暮らし支える仕事紹介 松本市職員が「現業」フェア

ごみ収集や道路の除雪、給食調理など公共サービスの現場業務「現業」に携わる松本市の職員が25日、同市島内のあずさ会館で「現業お仕事フェア」を開いた。遊びながら興味を持てる盛りだくさんの企画で、親子連れを楽しませた。
道路維持の仕事を紹介するコーナーでは、無線操縦の模型であめ玉をすくい取って運ぶ体験があり、男の子も女の子も夢中だった。給食の人気メニューの試食コーナーは「豚汁」と「鶏肉のレモンソース」が用意され「おいしい」と声が上がっていた。
業務分野の枠を超えて職員が実行委員会をつくり準備した。新型コロナウイルス禍を経て、4年ぶりの開催となった。市現業職員労働組合執行委員長の村上渉さん(37)は「どれだけの人が来てくれるのか不安だった」と盛況を喜び「生活を支える仕事を知ってもらえたら」と話していた。