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昔ながらに「わらすぐり」 穂高の狐島公民館で

せんばこきの作業を楽しむ参加者

 安曇野市穂高北穂高の狐島公民館(鈴木寛館長)は25日、同公民館で、稲わらをしめ縄に加工しやすいように選別する「わらすぐり会」を開いた。地元の約20人が集まり、昔ながらの道具で稲わらをきれいに整えた。

 地元の農家からおよそ軽トラックの荷台1杯分の稲わらが提供され、せんばこきで茎と葉を分けたり専用の機械で茎をつぶしたりした。家族3人で参加した穂高北小学校5年生の松波竜希君は「(せんばこきが)気持ちいい。ストレス発散になる」と話し、作業をより楽しんでいた。
 一昨年まで公民館役員が行っていた作業を行事化し、住民が昔ながらの文化に触れる機会にしている。よりすぐった稲わらを使って12月17日にしめ縄作りを予定している。