政治・経済

松本市長選 新人・赤羽氏が出馬へ

 来年3月10日告示、17日投開票の松本市長選挙に、新人で衆議院議員公設秘書の赤羽俊太郎氏(40)=松本市笹賀=が無所属で出馬する意向を固めたことが、22日分かった。赤羽氏は市民タイムスの取材に対し「自分と同じ子育て中の若い世代や、女性の声が届く市政を実現したい」と述べた。近く正式表明する。

 赤羽氏は地元出身。松本深志高校、早稲田大学政治経済学部を卒業した。平成20(2008)年から自民党・務台俊介氏(現衆院議員)の選挙に携わり、24年から公設秘書を務めている。
 赤羽氏は「足かけ16年にわたって市内をくまなく回り、地域の人の声を政策として形にする作業に携わってきた。その経験を、生まれ育った松本で生かしたい」と決意を語る。市内の若手有志が赤羽氏支援に向けて動き出しており、12月上旬にも出馬要請する見通し。赤羽氏は近く、務台氏の事務所を退職する。
 市長選を巡っては、いずれも新人で会社社長の上條邦樹氏(54)=中央1=と、信越放送の元専務・菱山晋一氏(68)=松本市沢村2=が出馬の意向を示している。出馬が確実視されている1期目の現職・臥雲義尚氏(60)=中央3=は、12月4日に開会する市議会12月定例会の会期中に表明するとみられる。