教育・子育て

地域で学んだ!考えた! 山形小で「共育の日」

育てたアサガオでつくった作品を紹介し、今後の学びへの意欲を発表する1年生たち

 山形村の山形小学校で18日、「共育の日」と題した学習発表・体験交流企画が初めて開かれた。児童たちが、ふるさとの自然、歴史、産業などさまざまなテーマで探究した成果や学びを深めたことで生まれた疑問を披露し、保護者や地域の人が熱心に聴き入った。

 1年生は育てたアサガオを生かして手作りしたうちわ、灯籠を紹介。うまくいかなかったエピソードも紹介し「失敗は成功のもと」「もっといろんな花や植物でつくってみたい」と今後への意欲を元気に発表した。
 3年生以上は模造紙やパワーポイントでテーマ設定の理由や成果をまとめ、聴講者からの質問にも答えた。来年同校に入学する山形保育園の園児と交流を進める5年2組の児童は、園児を学校に招き今月2回行ったスタンプラリーの工夫・反省点を披露。倉科紗空さん(10)は「入学した後、困らないようにしてあげたい。3回目の交流はもっと笑顔になってほしい」と話した。
 ホタルが住みやすい環境を目指し、学校近くで小川造りに取り組んだ3年生の発表を見た中川祐さん(40)は「学びの内容や質問に答える姿に主体性を感じた。みんなで環境を大切にしていこうという最後の提言が心に残った」と話した。