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わくわく体験 安曇野で「ぼうけんフェスタ」 建設重機や防災模型

重機の試乗を楽しむ子供

 県安曇野建設事務所や建設産業団体などでつくる実行委員会は18日、安曇野市豊科の県安曇野庁舎で、初めてのイベント「安曇野ぼうけんフェスタ」を開いた。市内外から親子連れが次々と訪れ、災害が発生する仕組みや防災に貢献する仕事を体験的に学んだ。

 ロードローラーや移動式クレーンなど建設重機の試乗、地下10メートル分の地層が一目で分かるボーリングコアの展示、衛星測量を活用した宝探し、土石流の仕組みや砂防えん堤の役割が分かる模型の展示などがあった。参加者はスタンプラリー形式で巡り、学校では教わらない「防災の裏側」に理解を深めた。
 松本市元町1の清水小学校1年生・上原東悟君は「初めて見る機械が楽しかった」と喜んでいた。父親の昭一さん(39)は「子供と一緒に体験できて面白い。今後も続いてくれれば」とイベントの継続を願っていた。
 同事務所整備課の伴野光彦課長は「初めてのイベントにたくさん来ていただけた。地域の皆さんに建設と防災のことを知ってもらえてうれしい」と手応えを語り、企画した若手職員や関係者らの尽力に感謝していた。