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JAあづみ本所建て替え 7年6月完成へ起工式

新たな本所のイメージ図

 安曇野市豊科のJAあづみ(千國茂組合長)の本所建て替え工事の開始を前に、安全祈願祭と起工式が17日、本所の中庭駐車場で行われた。JAあづみは老朽化した本所を現地で建て替え、令和6年10月に新たな本所で業務を始める計画だ。外構や駐車場など全ての工事が完了するのは令和7年6月となる見通し。

 新たな本所は鉄骨造り2階建てで、窓が多い開放的なデザインとなっている。延べ2470平方メートルで、完成後に現在は離れた場所にある同JA豊科支所を新たな建物に移すため、昭和42(1967)年完成の現在の本所より1割ほど広い。
 今後は本所の東側にある共済棟の取り壊しを始め、来年1月中下旬に中庭駐車場へ新たな本所の建設を始める。完成後に本所と豊科支所を移転し、現在の本所を取り壊して駐車場とする。工事中も新旧の本所で業務を続ける。
 新たな本所には、来場者がくつろげるギャラリーホールを設ける。災害発生時に業務を続け、避難場所としても活用できるよう、新たに太陽光発電と蓄電の設備を導入する。現在の本所の取り壊しを含めた工事費は10億5000万円となる。
 神事の後に起工式を行った。千國組合長は起工式で「農業の振興、暮らしの活動の拠点となるよう全力を尽くす」と誓った。