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遊び方は無限大! 安曇野で「プレーパーク」始まる

ロープを使って自由に遊ぶ参加者

 安曇野市内で子供と大人の遊びや学びの拠点づくりに取り組むNPO法人「GRIT BASE」と、松本市で託児付きの親子体操教室を開いている「b style」が、子供たちが自由な発想で遊ぶことを促す催し「AZUMINOプレーパーク」を始めた。このほど安曇野市総合体育館・ANCアリーナで初回を開き、参加した親子34組約80人が芝生広場で元気に遊んだ。

 プレーパークは、公園にある既存の遊具ではなく、子供たちの発想で遊びをつくる場とされる。初回の催しではボールやひも、大小の輪などが用意された。
 子供たちはボールを投げたり蹴ったり、ひもで縄跳びをしたり綱引きをしたりとそれぞれの遊び方ではしゃいだ。三郷明盛の竹内黎さん(29)は息子2人と参加し、「最初は『遊びたいのが分からない』と言っていたけれど、自分で考えて遊び始めた。人見知りも克服できれば」と目を細めていた。
 今後も定期的に開催し、次回は2月に予定している。GRIT BASEの代表理事・中川菜成さんは「ゲームがなくても遊べることや楽しい関わり方を親にも知ってもらえれば」と願い、大人にも体操を指導したb styleの模恵里さんは「体を動かしてすっきりした笑顔をお子さんにも向けてほしい」と話していた。