政治・経済

メタバース 観光に利用 安曇野市 若者向けに構築へ 女子大生チームが撮影 

穂高神社を撮影するキャンパスラボのメンバーら

 安曇野市は、安曇野観光を体験できるインターネット上の仮想空間(メタバース)の構築を進めている。主に国内の20~30代の若者に向けた観光プロモーションを強化することで、安曇野のファンを増やして交流人口拡大などを目指す。来年3月の完成予定で、令和6年度と7年度にメタバース内で受けられるサービスの充実を図る計画だ。

 本年度は約900万円をかけて、入り口となるロビーに四つのルーム(小部屋)が付いた仮想空間を完成させる。小部屋では、安曇野の観光ルートを体験でき、インスタグラムフォトコンテストの作品を見られるようにする。
 市は、自治体のDX推進を支援するTOPPAN(本社・東京都)に仮想空間構築を委託している。首都圏在住の女子大生が若者視点でマーケティング立案などに取り組むプロジェクトチーム・キャンパスラボが、若者向けの観光コンテンツを検討している。ともに同チームのメンバーの菅井朝香さん(日本女子大学4年)と鎌田弥優さん(実践女子大学3年)が14日までの2泊3日で安曇野を訪れ、観光地などを撮影した。
 仮想空間では訪れた人たちとコミュニケーションをとったり、物を買ったりすることができる。市がその手法を取り入れると、構築した仮想空間で講座を開いたり、安曇野産品を販売したりすることが可能となる。
 安曇野を観光で訪れるのは中高年が多く、どのように若者を取り込んでいくのかが観光振興の鍵の一つとなっている。市観光課の担当者は「市では商工を含めてDXを推進している。多くの人に選ばれる観光地にしていきたい」としている。