麻績村地域おこし協力隊が18日にマルシェ

 麻績村地域おこし協力隊が、善光寺街道の麻績宿とJR聖高原駅周辺で、初めてのまちなか回遊型マルシェイベント「麻績そよごマルクト」を計画している。宿場の歴史ある建物でのクラフト・農産物販売やワークショップのほか、駅前の近隣店舗を巡るスタンプラリー、当日撮影した写真をSNSに投稿するフォトコンテストも企画。村の中心街を歩いて麻績の魅力や楽しいひとときを共有する。

 18日午前10時~午後3時に麻績宿にある協力隊の活動拠点・大和屋と、資料館となっている旅籠花屋、よっといで麻績塾(旧本陣跡)で20団体以上が物販や体験ブースを並べる。協力隊も伝統工芸班が草木染や和紙を、農業班が特産のリンゴやぶどうジュースなどを販売する。マッサージなどの癒やしスポットやキッチンカーもある。
 スタンプラリーでは、駅周辺のカフェやバー、食堂、直売所5店舗で買い物を行うと「近隣店舗」スタンプがもらえる。麻績宿3会場と合わせ計4種類のスタンプで先着40人に景品(工芸品)を進呈する。
 麻績宿や駅前は、かつて多くの商店や飲食店でにぎわったが、現在は数えるばかりだ。まちなか回遊イベントを通じて街道風情が漂い、アクセスも良好な中心街をPRし、村の活性化につなげようと企画した。まとめ役の伝統工芸班隊員・関根由真さん(27)は「中心街で『お店を開きたい』『物件を貸してもよい』となるよう、麻績宿・駅前の魅力を知ってほしい」と願う。
 問い合わせは村づくり推進課(電話0263・67・4851)へ。