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メジャーリーガー吉田選手が来た! 松本で中学生野球教室

中学生を指導する吉田選手(右)

 米国メジャーリーグのボストン・レッドソックスでプレーし、3月のワールドベースボールクラシック(WBC)で日本代表として活躍した吉田正尚選手らによる野球教室が11日、松本市のセキスイハイム松本スタジアムで開かれた。中学生硬式野球チームの松本ボーイズと群馬県の高崎シニアの選手約60人が指導を受け、憧れのプロ選手と触れ合った。

 教室は吉田さんと、プロ野球千葉ロッテマリーンズの美馬学投手、千葉ロッテ元監督の井口資仁さんが講師を務めた。吉田さんは最初に外野の守備をコーチし、飛球の捕り方や打球の追いかけ方などを丁寧に教えた。打撃ではバットを持ち、ボールを当てるポイントなどを伝えた。美馬投手はピッチングのこつを、井口さんは捕球時の体の動かし方などを教えた。
 松本市に来るのは初めてという吉田選手は「中学時代に硬式野球をやっていたので、この年代なりの難しさは分かる。まずは野球を楽しみ、やるべきことをしっかりとやって成長してほしい」と助言していた。
 一流選手の指導を受けられるとあって、中学生は「すごく楽しみにしていた」と声を弾ませていた。松本ボーイズの田中仁吾主将(13)は「吉田選手から教われると聞いてすごくびっくりした。『良い体をしている』と声を掛けられ、うれしかった」と笑顔を見せた。保護者も興奮気味で、スマートフォンのカメラで吉田選手を撮影していた。
 野球教室は、松本市に本社のある運送会社サン・フーズの主催で、井口さんを招いた教室は今回が7回目となる。井口さんと吉田選手、美馬投手が同じマネジメント会社に所属していることから、3人による指導が実現した。