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健康づくりの知識学ぶ 松本大で「首都会議」

下半身の筋トレを行う受講者

 健康な暮らしに役立つさまざまな知識を学ぶ「松本大学健康首都会議」(実行委員会主催)が11日、松本市新村の松本大学で2日間の日程で始まった。健康づくり、防災、相続準備など31の講座が用意され、地域住民がフレイル予防の運動や座学を通してライフスタイルを見直している。

 初日は基調講演と13の講座が開かれた。同大スポーツ健康学科による「中高年者のための筋トレ実践講座」では、約30人の受講者が足踏み運動や脚横上げ、スクワットなどのトレーニングを約1時間行った。同科の学生が指導し「運動習慣がないと歩行速度が下がり、転びやすくなる」「力まず、軽い負荷で回数を多く行うことが大事」などと助言していた。
 受講した笹賀の矢島栄子さん(76)は「結構きつい。自分に甘えてはいけないと思った。わずかな時間を見つけて運動したい」と話していた。
 実行委は松本大、市民タイムス、長野朝日放送で構成する。開催は3月に続き2回目で、12日は18講座が1~3時限に分かれて行われる。