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消防士の仕事に親しむ 豊科消防署が初の体験イベント

防火衣を着用して笑顔の子供たち

 安曇野市豊科の豊科消防署(平林利充署長)は11日、同署で初めての消防士体験イベントを開いた。招待した豊科地域の幼児と保護者63人が、水難救助体験や消防車両の見学などを通じて消防の仕事に親しんだ。特別救助隊による救助展示パフォーマンスも行われ、迫力ある訓練の様子に見入った。

 子供用の防火衣を着用する放水体験や水難救助の資機材を使った的当てなどが人気を集めた。救助工作車に収納されている照明やクレーンの作動展示が行われたほか、実際に救急車が出動する場面にも遭遇して緊張感を味わった。豊科認定こども園年長の中村圭佑ちゃん(6)は「全部楽しい。消防士はかっこいいから(将来)なってみたい」と目をきらきらさせていた。
 火災予防に興味を持ってもらおうと、秋の全国火災予防運動(9~15日)に合わせて企画した。市消防団応援キャラクター・ショウくんの着ぐるみも登場して盛り上げた。