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仲間につなぐたすき 塩尻で駅伝大会

避難所のあがた運動公園芝生広場に集まった町会の人たち

 塩尻市の片丘小学校と周辺の道路で5日、片丘地区さわやか駅伝競走大会(片丘スポーツ協会主催)が開かれた。21回目で、市内各地から34チームが出場して5人でたすきをつなぎ、さわやかな汗を流した。

 学校や地域のクラブ、職場の仲間などでチームを組み、片丘小校庭を発着点に中学生以上が2.5キロ、小学生が1.8キロをそれぞれ走って次の走者につないだ。観衆は「頑張れ」「ラストスパート」と大きな声援を送り、手をたたいて選手を鼓舞していた。
 小学生の1位でゴールした学童軟式野球チーム・野村ボンバーズ所属の竹渕昊大君(12)=片丘小6年=は「後ろの走者が追い付いてきたのでペースを上げた。精いっぱい尽くせた」と満足そうだった。
 健康増進や地域住民の絆を深める狙いで開かれている。大会実行委員長の田丸徹郎さん(58)は「人口減少が進む中で、地区外のチームも多く参加してくれている。交流の場になれば良い」と話していた。