教育・子育て

工房で本格的な藍染め体験 松本市島立小の5年生

工房で藍染めを体験する子供たち

 松本市島立小学校5年2組は30日、庄内2の藍染浜染工房で藍染めを体験した。工房の浜完治さん(75)の協力で28人が一人一人デザインしたTシャツを型染めし、職人の技に触れた。1組も来週体験する。

 かめに入った染液に浸したり、引き揚げて酸化させたりする作業を繰り返した。最後に水洗いして広げると鮮やかな藍色になり、喜んでいた。竹内早菜さん(11)は「(酸化に伴う)色の変化も面白かったし、生葉より濃く染まった」と満足そうだった。
 5年生全体の総合的な学習の時間の取り組みで、地元にある日本浮世絵博物館の見学をきっかけに浮世絵に使われた藍に関心を持ったという。学校で育てた生葉で染めても淡い色しか出せなかったため、浜さんを頼り本格的に体験した。子供たちが栽培した米の販売会を11月に計画しており、今回染めたTシャツを着用する。

連載・特集

もっと見る