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第2分団 創立130周年祝う 松本市消防団 安全守る誓い 新たに

笑顔で記念撮影する分団員たち

 松本市消防団第2分団(谷崎詠亮分団長)は29日、松本市大手3の四柱神社で、分団の創立130周年記念式典を開いた。境内で松本蟻ケ崎高校と市消防団ラッパ隊によるパフォーマンスなどが行われ、地域の安全を守る意欲を高めた。

 境内に来賓の消防団関係者や団員の家族らが大勢集まる中、ラッパ隊が威勢のいい演奏を響かせた。松本蟻ケ崎高校書道部の女子生徒たちは軽やかな音楽に乗って、大きな紙に消防団活動への感謝をつづった。団員の武田マカナさん(20)の父親で米国人のネルソン・チャールズさん(56)は「制服が格好いい。息子をとても誇りに思う」と英語で話し、記念撮影をする姿に目を細めていた。
 式典後には安全祈願が行われ、分団の歩みを振り返る写真の展示や記念祝賀会も開かれた。
 第2分団は明治27(1894)年に松本町消防組北深志支部に属して発足した。現在の分団員は25人で、谷崎分団長は「出動がないことが一番だが、いざという時に備え、今後も日々の訓練と広報活動に努めたい」と話していた。