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眺め楽しみ聖山駆ける 麻績のスカイランに120人

麻績村を見晴らす聖山の山上を駆け抜ける選手たち

 麻績村の聖山(1447㍍)などへ標高差680㍍を駆け上がる「第5回ALTRA信州聖山天空スカイラン」(実行委員会主催)が29日、村内で行われた。今回は三峯山頂(1131㍍)にも立ち寄る35キロコースに一本化。県内外から約130人が参加し、山上から見晴らす"天空"の眺めを楽しみながら走った。

 麓のシェーンガルテンおみ(約770㍍)を発着点に塚原勝幸村長の合図で走りだした。赤く色づくリンゴ畑の脇を駆け抜けた選手たちは、聖湖畔で地元の聖太鼓による演奏の歓迎を受け、聖山山頂でも「アルプホルンを吹く会」の牧歌的な音色を楽しんだ。
 昨年に続いて参加した松本市白板1の会社員・菅野究さん(29)は「信州の秋の風情や温かい声援を感じながら走れる。旅のような良い雰囲気のレース」と笑顔を見せた。
 大会を主管するKFCトライアスロンクラブの大西喜代一代表(71)は「信州の魅力が詰まったレース。より裾野を広げたい」と話していた。