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特産ソバのピザ提供へ 木曽町 来月19日ずんね市で 開田小3年生窯焼き

焼き上がったピザを窯から取り出す3年生。後方で高学年の児童が見守った

 木曽町の開田小学校3年生9人が11月19日、校庭で開催される地域住民による催し「開田ずんね市」で、ソバを使った窯焼きピザを提供するカフェを開く。地元の開田高原について学ぶ総合的な学習の時間「開田科」で、特産のソバが苦手な人でも食べられるメニューを作りたい―と取り組んできた。地元パン店の協力で開発したピザを、大勢の人に味わってほしいと来場を呼び掛けている。

 ソバの実とそば粉を混ぜた生地を使って焼き上げるピザはもちもちとして香ばしい。チーズたっぷりのピザと、自分たちで栽培したトマトやピーマンを使ったトマトソースピザの2種類をまず作った。
 このほど、同校中庭に屋外カフェエリアを設けて、4~6年生と保護者、教職員を招いた。自分たちで組み立てた耐火レンガ製の窯で直径20㌢ほどのピザを焼き上げて、約50人に提供した。
 来場者の意見を参考に味に磨きを掛けて〝本番〟に備える。デザートピザの開発なども考えており、3年生の狩野新君(8)は「たくさんの人に味わってもらえるように、今回よりももう少し速く焼けるようになりたい」と話していた。
 ずんね市は午前10時~午後3時に予定する。