教育・子育て

筑北のウェルネス高が来月、初学園祭

開校以来初となる学園祭に向けて作った祭り屋台を披露する日本ウェルネス長野高校の生徒たち

 筑北村西条の日本ウェルネス長野高校は11月3日、開校以来初となる学園祭(文化祭)「第1回WELL FES(ウェルフェス)」を同校で開く。単位制・広域通信制高校を前身に、平成30(2018)年に全日制高校として新入生25人を迎えて開校した同校も現在は全校生徒100人以上に成長。新たな学校を温かく受け入れた地域に感謝の気持ちを伝えようと生徒たちは祭り屋台を作り、前夜祭の2日に村内をにぎやかに練って学園祭をPRする。

 屋台は木製で、高さ約2メートル、幅約60センチ、長さ約1・8メートルあり、紅白幕に和太鼓を備え、夕闇を明るく照らす前照灯や祭りちょうちんも付けた。9月から約1カ月かけて製作した。3年・平沢海人さん(18)と共に作業をまとめた同・渡部啓太さん(17)は「祭りらしさが伝わるようにしつつ、独自性も意識した」と話す。
 前夜祭PRは午後2時に学校を出発する。和太鼓を打ち鳴らし、威勢のよい掛け声とともに屋台を引きながら国道403号を北上、聖南中学校付近で折り返して善光寺街道や東条を回る約3・5キロのコースを夕方にかけて歩く。先々でチラシなどを配る予定だ。
 前夜祭を統括する3年・三原田京成さん(18)さんは屋台用に和太鼓を購入して寄贈した。「自分も夏の野球大会で大勢の住民に応援してもらった。学園祭では元気よく恩返ししたい」と願う。
 学園祭当日3日の一般公開は午前9時~午後2時で、生徒による多彩な展示やお化け屋敷、カフェなどを催す。キッチンカーも訪れる。

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