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長野県の高校野球をけん引 名将・中原英孝さん3校合同で勇退式

3校の現監督と握手を交わす中原さん(右から2番目)

 松商学園、長野日本大学、日本ウェルネス長野の3高校で通算40年間監督を務め、甲子園に春夏計11回出場し通算14勝を挙げた高校野球の名将・中原英孝さん(78)の3校合同勇退式が22日、松本市本庄のホテルブエナビスタで開かれた。教え子ら約300人が一堂に会し、中原さんの長年の功績をたたえ、新たな門出を祝福した。

 中原さんの薫陶を受けた3校の現監督や教え子が代わる代わる壇上に上がり、中原さんとの思い出を振り返った。プロ野球のオリックス・バファローズの打撃コーチである辻竜太郎さんからのビデオメッセージや、親交のあるスポーツキャスター・長島三奈さんによるサプライズもあった。中原さんは「素晴らしい生徒と巡りあえた幸せな監督人生だった」と笑顔で語った。
 3校の有志でつくる実行委員会が企画。実行委員長を務めたウェルネス野球部後援会の宮下敏彦会長は「監督は勇退されたが、引き続き長野県の高校野球の発展にご協力いただきたい」と呼び掛けた。