風呂に卓球 深夜まで熱く 安曇野で20日しゃくなが湯ナイト
新型コロナウイルス禍で打撃を受けた飲食業や観光業を、安曇野市の主要産業である農業を起点に盛り上げようと、市内有志でつくる団体「農家と生きる」が精力的に活動している。農業や飲食業、観光業に関わる7人で昨年発足し、農産物を飲食店がそれぞれのアイデアで加工してイベントで販売する取り組みを行ってきた。20日は初の主催イベント「しゃくなげ湯night」を、穂高有明の安曇野しゃくなげの湯で開く。
通常は午後9時半までの営業時間が午前0時まで延長され、卓球のトーナメントマッチやその日限りの食事が楽しめる。ロビーには地元企業から借りた卓球台を5台設置。しゃくなげ湯nightが始まる午後5時までは、自由に遊ぶこともできる。
トーナメントマッチは午後5時半から始まり、1時間のトーナメントを計6部行う。参加費500円で、各部の参加者は8人まで。ゲームを楽しむ子供用の台も設ける。
館内のレストランでは正午から、「農家と生きる」のメンバーでもあるイタリア料理店・RossoBianco(穂高有明)とカフェ・KIIIYA(穂高)が食事を提供する。午後5時からはおにぎりや焼き菓子の販売があり、地元DJも出演して会場を盛り上げる。
「農家と生きる」代表の野口雄貴さん(37)は「地元の人を対象にしたイベントがテーマ。運動して汗をかいてお風呂に入って、子供から大人まで楽しんでほしい」と話す。しゃくなげの湯も全面的に協力しており、増田淳支配人は「どんな空間になるのか楽しみ」と期待する。
当日は入浴料も終日割り引きで、500円(子供200円)となる。