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国宝松本城天守と信州の味堪能 外国人旅行者らが夕食会  

ライトアップされた松本城を眺めながら、県産食材を中心とした料理を味わう客たち

 扉ホールディングス(HD、松本市深志1)は16日、松本城の本丸庭園で、外国人観光客などを対象に県産の食材を使ったプレミアムディナーイベントを初めて開いた。オーストラリアやタイ、シンガポールからの旅行客14人を含む42人が、ライトアップされた国宝天守を眺め、料理を堪能した。17日も開催する。

 黒門前の広場でカナッペやシャンパンを楽しみ、本丸庭園内に設けられたステージで前菜や椀、魚料理などのコースを味わった。シナノユキマスのコンフィに松本一本ねぎを使ったカナッペや、焼いた信州和牛を木曽の伝統食・すんきを使ったソースで味わう肉料理も振る舞われた。
 オープニングで、扉HDの齊藤忠政社長は「貴重な信州の食材を使った料理をひと皿ひと皿、思いを込めてお出ししたい」とあいさつした。扉HDの明神館が加盟する世界的なホテル・レストラン会員組織「ルレ・エ・シャトー」が協力し、2日間で、加盟するレストランのシェフやスタッフら延べ300人が携わる。