政治・経済

生ごみ処理機 補助金人気 安曇野市 本年度分は早くも終了

 生ごみを減量化する機器などの購入を補助する安曇野市の「生ごみ処理機器等購入費補助金」が、早くも本年度分の受け付けを終了した。予算額の上限に達したためで、昨年度より2カ月ほど早い。市環境課は「購入から1年以内は補助対象となる。来年4月以降に申請してもらえれば」と呼び掛けている。

 同補助金は、生ごみの水分を飛ばして減量化する生ごみ処理機、発酵・分解して堆肥などにする生ごみ処理容器、小枝や刈草を細かくする草木粉砕機が対象。最も補助額が大きい処理機は、購入費の2分の1を最大3万円まで補助する。
 本年度の申請件数は、処理機が71件(前年度比13件増)、処理容器が61件(同3件増)、粉砕機が13件(同6件減)。昨年度の申請状況を考慮し、本年度は予算額を39万円増の209万円としたが、今月6日に上限に達した。補助額が大きい処理機の申請が多かったためとみられる。
 同補助金は平成26(2014)年度から運用されている。本年度は6~9月に申請件数が伸び、環境課は「今年の夏は特に暑く、生ごみを捨てる頻度が増えたからではないか」と推測する。生ごみは最終的に燃やされるため、減量は二酸化炭素の削減にもつながるという。同課は「需要に合わせ、来年度はさらに予算額を増やす考えもある」としている。