食べて踊って秋満喫 赤とんぼフェス 生坂で4年ぶり

生坂村の秋を彩る収穫祭「赤とんぼフェスティバルINいくさか」(実行委員会主催)が14日、村総合グラウンドで4年ぶりに開かれた。自慢の地場品をそろえた飲食ブースや、体験企画、地域住民らによるステージ発表がにぎやかに催され、村が活気付いた。
村内の地区や団体、企業らが約40種のブースを出店し、おやき、特産ブドウ、手打ちそば、ピザなどを販売。ステージは生坂中学校吹奏楽部、生坂小学校金管バンド、生坂龍翔太鼓、村内書道教室らが多彩な音楽やパフォーマンスを披露した。
3人組の音楽グループ「碧の風」と村民有志のバンド「生坂シャインカラッツ」のコラボレーションステージでは、ジャンベやベース、笛の音色にのせた「生坂音頭」を披露し、子供や来場者が輪になって踊りを楽しんだ。
生坂シャインカラッツはフェスに向けて結成したといい、メンバーの白井舞さん(36)=宇留賀=は「子供も大人もつながれる祭りをこれからも残していきたい」と話していた。
音楽が趣味の門馬うたさん(19)=草尾=は、会場の一角でギターを奏でながらリクエスト曲を披露し、来場者を喜ばせた。門馬さんは「子供のころから遊びに来ていた祭り。久しぶりに再開してうれしい」と話した。
夜は花火大会があり、手筒花火や、打ち上げ花火など1000発以上が秋空を彩った。新型コロナウイルス禍の影響で過去3年は中止した。