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独自表現の意欲作ずらり 信州現展が松本市美術館で開幕

さまざまなジャンルの作品が並ぶ会場

 第21回信州現展(現代美術家協会信州支部主催)が11日、松本市美術館で始まった。絵画や立体作品、写真など、県内外の49人がそれぞれのテーマを追求し、独自の表現を試みた意欲作が並んでいる。15日まで。

 松本市、安曇野市、塩尻市のほか東京、愛知などから77点が集まった。油彩やアクリル画のほか、紙に切れ込みを入れて立体感を出したり、黒い小箱をいくつも並べたりした作品が並ぶ。心の中に浮かんだものを表した心象表現が多いという。
 20代の若手や、国際交流出品としてブラジル、コロンビアなどからの参加も特徴となっている。現代美術家協会信州支部の小林幸雄支部長(71)=上田市=は「いろいろな手法の作品があり、来場者に楽しんで見てもらえるのでは」と話している。
 展示は午前9時~午後5時(最終日は4時)。