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女子野球選手躍動の舞台に 松本ローズカップ初開催

応援を受け奮闘する選手(松本国際高―佐久長聖高)

 女子野球の新たな歴史の扉を開く「全国高校女子硬式野球交流戦・第1回松本ローズカップ」(市女子野球タウン事業実行委員会主催、市民タイムスなど協賛)が30日、松本市の信州グリーンローズスタジアム四賀で始まった。全国の高校女子野球の地域リーグ代表校と選抜の7チーム、松本国際高校が2日間にわたりトーナメント戦で優勝を争う。初日は1回戦4試合が行われ、松本国際は佐久長聖高校に4―1で勝った。

 松本市が令和3年度に女子野球タウンに認定されたことを受け、同スタジアムを「女子野球の聖地にしよう」と、市や地元などが実行委員会を組織してローズカップの開催を企画した。
 開会式で、実行委の新井喜代加会長は「この大会で大好きな野球を存分に楽しんでほしい」と呼び掛け、臥雲義尚市長は「市として女子野球をもっともっと応援していく」とあいさつした。始球式は地元の四賀小学校6年生の横内日和さん(12)が見事な投球を披露し「いつかこの大会で試合をしてみたい」と話していた。
 2日目の10月1日は午前8時から岐阜第一高校―クラーク記念国際高校、午前10時からの松本国際―神戸弘陵高校の準決勝2試合と、決勝、女子小学生の交流試合が行われる。大会は無料で観戦できる。