連載・特集

2023.10.24 みすず野

 きれいな色の絵が並んでいるなと、東筑・北安面の写真を見て、見出しを読むと「真心込めた絵 弁当包む」とある。おや、もしかしてと記事に目を走らせると、筑北村社会福祉協議会の配食事業で配っている弁当にかける紙のデザインだった◆地区の社協役員として、希望者に年4回、配食サービスをしている。弁当にかける紙は、その都度文章を添えているが、この記事のようなカラーデザインではない。村内の絵画クラブや小中学校から募った作品とある◆配食サービスは、毎回、地区内のボランティアグループが献立を考え、調理、盛り付けをしてきた。コロナ禍で3年間、仕出し弁当に切り替えたが、本年度から2回は手作りに戻した。久しぶりの手作りで、グループの女性が張り切り、盛り付けを手伝うわれわれ役員の尻をたたきながら、実においしそうな弁当ができた◆記事には、弁当の紙を保管する人もいるというコメントがある。そうだろうなあ。弁当を待っているお年寄りは、何度も頭を下げてお礼を言われる。地元の人たちの作品がデザインされた紙だと知ればを捨てるわけがない。来年度からの実施を早速検討しよう。

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