政治・経済

ぶどうカードで生坂特産PR

生坂村内で配布が始まった「ぶどうカード」(道の駅いくさかの郷)

 生坂村の秋を彩る特産品・ブドウのさまざまな品種を紹介する初のオリジナルトレーディングカード「ぶどうカード」が完成し、1日から村内で配布されている。村産21種類をカード化。コレクター心をくすぐることで、多彩な大粒種の栽培を得意とする村産ブドウブランド「イクサカラット」の魅力を楽しくPRする。

 人気の「シャインマスカット」や「ナガノパープル」、かつて「山清路」の名を冠して人気を博した名産の「巨峰」などが取り上げられている。
 縦約9センチ、横約6センチの一般的なカードサイズで、表面で主に各品種の写真と名前を紹介し、裏面に「甘さ」「酸味」「香り」「肉質」「血統」「品種登録年」「特徴」など細かなデータや詳しい解説を添える。通し番号(1~20)があり、番外のスペシャルカード(S1)に村生まれの超大粒品種「ティアーズレッド」を設定した。
 道の駅いくさかの郷・直売所での買い物1回につき1枚を、やまなみ荘・高津屋森林公園での宿泊利用1回につき利用者1人1枚を、ランダムで贈る。
 村農林水産物生産者組合(平林敏生組合長)が、県の「地域発元気づくり支援金」を活用して作成した。今年は第1弾の位置付けで、来年以降も順次種類を増やす方針だ。
 村内では生産者が新品種の導入・開発に意欲的で、昨年のブドウ出荷品種数は52品種に上り、さらに増加中だ。道の駅いくさかの郷の甲本太郎駅長は「多くの人に村産ブドウを知ってもらい、ファンになるきっかけとなれば」と願う。

連載・特集

もっと見る